
私立高校の非常勤講師をしていますが、先日、奇跡のような出来事がありました。
私にとっては奇跡のようなことですが、もしかしたら、皆さんにとっては当たり前のことかもしれませんが。。。
ワードの授業です。
先日まで、ポスター作りの授業をしていました。
さて、提出課題です。
「文化祭のポスターなど、題材は何でも良いので、ポスターを作成して提出してください」
生徒たちの中には、何をどうして良いものか迷っているという生徒も多かったみたいですが、大船教室から私同様に非常勤でその日を担当したT先生が機転を利かせて
「何でも良いですよ。例えば、好きなものとか欲しいものとか・・・」
これ、とっても重要です。
生徒たちの目が輝いた瞬間かもしれません。
私が担当した日の生徒たちの様子はと言えば。。。
「先生、この画像をこうしたいのですが、どうすればよかったのでしたっけ?」
「先生、ここに文字を打ちたいのですが、やり方を忘れてしまいました」
「先生、この文字を縦書きにしたいのですが」
忙しい、忙しい。
でも、生徒が自分たちの仕上げたい方向に進み始めましたよ。
ワードを道具として使うために、使い方を知りたがっています。
これ、チャンスですね!!
生徒たちの間を駆け回りながら、
「これは、〇ページでやったと思うから、そのページを見てごらん」
「これは、テキストには載っていないけど、こうしてみたら?」
「あー、この発想はなかったよ。すごいね!」
「へぇー、バイクに興味があるの?」
「その色の組み合わせ、素敵な組み合わせだね!」
生徒たちの目が輝きに変わる瞬間にたくさん立ち会うことができました。
知りたいから質問する、自分たちから向かってくる、知識欲
ワードの使い方を通り一遍教わったからって、それが何?
ワードを道具として意識した瞬間の、目の輝き。
スゴイ経験をさせてもらっています。
「大変!」と言えば大変なのかもしれませんけど、このくらい大変なくらいじゃないと、こんな達成感は得られないかも。
T先生にも、ふと発案したK先生にも、生徒たちにも、大感謝!
みんな、ありがとう!