
サポート先の経営者から
「今度、成田エクスプレスの予約の仕方を教えて欲しい。成田空港から帰りの電車をスマホで予約する方法が知りたいんだけど」
と相談されました。
スマホで成田エクスプレスを予約するには、JR東日本の「えきねっと」、新幹線や特急予約アプリの「EXアプリ」、「えきねっとQチケ」と3つの手段があります。
それぞれ会員登録が必要で、IDとパスワードの管理が必須です。
すると
「そんなに面倒なの?もっと簡単にできるかと思ったけど、そんなに滅多に使わないのに大変なんですね。じゃあ、みどりの窓口で切符を買った方が楽ですね!」
と言われてしまいました。
「確かに!」
滅多に使わないのにアプリで縛られるのもどうかと思います。
というわけで、いつもの逆提案をしてみました。
私「Sさんは、成田からの帰りでお使いなのであれば、飛行機の時間によっては事前予約が大変だから実は。。。」と切り出してみました。
「え?!」
と興味津々。
私「実は、成田空港は始発駅だから、大船方面行きの総武線快速に乗ればそのまま30分だけ余分に時間はかかるけど、乗り換えなしで帰って来ることができるんですよ。しかも、特急料金が不要になるから、浮いた特急料金の分で『グリーン車』のチケット(1500円程度)を窓口で買っておけば、指定席ではないから座ってしまうだけですよ。」
「万が一、時間によって成田エクスプレスが間に合うと思っても、アプリで購入するよりも駅の自動券売機で購入した方が確実ですよ。アプリがよろしければ自分も使っているのでお教えするのは構いませんのでお選びください。」
Sさんの反応は
「そうよね。アプリは自信が無いし、今回は券売機にしようかしら。もうそれほど飛行機も乗らないし。」
ということでした。
スマホやアプリで自動的に便利に購入するのもありですが、それほど使う頻度が高くないと、なかなか使い方を覚えないし、不安になります。
きっと、スーパーマーケットのセルフレジのように毎日使っていれば練習できるような気もします。
私はこうしたときに、特にスマホやアプリでの購入にこだわりません。
人それぞれに合った使い方でよろしいのではないかと思うのです。
いろいろとご提案したり、アプリであれば使い方をお教えするのが仕事なので、それ自体は厭わないのですが、最終的にはお客様に決めていただければと思います。
皆さんならどちらをお選びになりますか?
私はいつも臨機応変に対応しています。
昨年仲間たちと行った福井駅から金沢駅までの新幹線の切符は、4〜5名分をまとめてクレジットカード支払いの券売機で購入していました。