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連休明けの授業で、冒頭ではタイピングの練習、その後ワードの項目でした。

ワードといっても、操作だけやるわけではなくどうしても入力にはタイピングが必要になります。

途中、どうしても何名かの生徒の入力が遅くて、入力を待つ状態になったので、大学生に

「悪いけど、遅い生徒の入力は手伝ってもらえないか」

と伝えて、入力を大学生のアシスタントにやらせて授業を進行しました。



授業が終わった後で、入力が遅かった生徒から

生徒「先生、どうしてもタイピングが苦手です。授業についていけないかもしれません」

と相談されましたが、

私「タイピングだけは練習しかないと思う。自宅に練習できるパソコンやキーボードはないですか?」

とお聞きしましたら、

生徒「実は、自分の家はパソコン教室で、環境的には整っていると思うのですが」

私「・・・・」


どうなんでしょ?

私「そりゃあ、練習できる環境があるなら練習してきなさいよ。今のままだと自分が困るよ。タイピングだけはせめて10分間で300文字は打てるようにしておかないと、大学で困るからね」

と伝えました。



お仕事で使わないとか、生活の中で使う機会のない方にまで練習するようには言いません。

でも、まだ高校生で将来どんなお仕事に就くか分からないし、理系の大学に進もうとしているならタイピングの速度は最低限、授業で一人ぼっちで置いておかれる状態にならない程度には打てることが必須だと思うのです。

大半の生徒が入力できて、その一人の生徒のために授業の進度を遅くするわけにはいきません。

そのために授業の最初にはタイピングの練習時間を設けているのです。

その時に真剣に取り組まず、安易にギブアップすることは、私は許しません。



私「タイピングだけは、練習だよ。できないと相談に来る前に、どうしたらできるようになるのかを考えて、その方法が分からないなら、その方法を聞きに来なさい。君にはまだまだ無限大の可能性しかありません。自分を信じてまずはやってみようね。」

と少し突き放すように伝えました。



それにしても、自分の子どもたちを考えると、親がパソコン教室の講師だと思えば、必死になって二人とも練習していたのではないかと思います。

それとも、親に対する反抗なのかな。。。

少し注視しながら、授業を進めようと思いました。



今ならまだ間に合うと、私も自分を信じて。