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最近、「DDoS攻撃」というネット犯罪が増えてきています。

DDoS(ディードス)とは、Distributed Denial of Service attack(ディストリビューテッド・デナイアル・オブ・サービス・アタック)の略です。

どういうことかというと、普通はネットなどでサービスを提供しているWebサイトには、お一人ならお一人分のネットアクセスがあります。

ところが、そのサービスに入ろうとするWebサービス窓口に大量の無効なアクセスを仕掛けて、本来のお客様が入れなくしてしまうのです。

記憶に新しいところだと、JALのネット予約やチェックインができなくなったり、ネット銀行のサービスがサイトダウンしてしまうなどがありました。ネットスーパーで有名な「amazon」のサイトにも2023年11月にありました。



大谷翔平選手の出場する予定のメジャーリーグの試合が日本で行なわれる試合のチケットを取りたいと思ってサイトにアクセスすると、集中してしまってそのサイトがダウンしてしまうことがありますよね。

それを悪意を持って、チケットを買う目的がないにもかかわらず、サイトへのアクセスを仕掛けるようなものです。



迷惑な「DDoS攻撃」ですが、実は、知らず知らずのうちに皆さんが加害者になっているかもしれないというのが怖いところです。

もちろん、悪意を持って攻撃を仕掛ける人はいないと思いますが、脆弱なネット環境を利用されてしまい、皆さんが加害者になっていることもあるのです。

実際に、ネットのIPアドレスを有して外部からアクセスできる機器は常にこうした危険をはらんでいます。

外部から操作できるWebカメラ、IoT機器、そして最近ではWi-Fiルータが挙げられています。

ご自身でお使いのWi-Fiルータは、日本製ですか?

私はなるべく生徒様やお客様には「Buffalo」製の機器を販売するように心がけていますが、少し前に問題になったのは中国製品のもの。

具体的に製品の会社名は伏せますが、再度見直しをお願いいたします。



こうした中国製のルータは、ネットに接続できるように設置して、ご自身で使っている分には何も問題はありません。

ところが、犯罪者が攻撃の命令を出したとたん、そのWi-Fiルータが皆さんの知らないうちにどこかのサイトへ攻撃をし始めるかもしれないのです。

安くて性能が良いという中国製品、怖いですね!

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