
こればかりは、その自治体ごとに異なるので、今回の報酬金額については横浜市の例だということを前置きしておきます。
その上で、報酬が高いとか安いとか、議論になったらよいかなと思います。
まず、投票所には民間人から次の役割の人選が必要になります。
1.投票管理者
2.投票立会人
3.投票事務従事者
さて、まずは役割から。
1.投票管理者
>>投票所の立会人や投票事務従事者の選任をし、また投票所において不正が行われないか、全体の管理を行ないます。
立会人・事務従事者との電話連絡や選挙管理委員会への届け出書類の作成、提出などの事務仕事も含まれます。
投票日前日の13時から15時まで、投票所の設営作業があります。
投票日当日は、午前6時半より午後8時まで、投票所の運営が正しく行われているかどうかの確認、また当日の選挙管理委員会の見回りの対応、投票時間が終了したら、投票箱と一緒にタクシーで開票所まで運び、不正が行われていないことを確認します。帰宅は20時半ごろになるかと思います。
2.投票立会人
>>投票所において不正投票が無いかの監視が主な業務で、前日の投票所設営作業はありません。
投票日当日は6時半から20時まで、正しく投票が行われているかの確認をします。
3.投票事務従事者
>>投票所の設営から撤収を含み、投票日当日は「案内」「受付」「投票用紙配布」などの作業があります。
前日の13時から15時までの2時間と、当日の午前6時半から午後8時までの作業と、撤収が終わるまでの仕事になります。
さて、気になる報酬ですが、今回のケースでは
1.投票管理者は日当で13,000円が支払われますので、前日作業と当日を合わせて26,000円が支払われます。
2.投票立会人は、前日作業が無いので日当の1日分だけ、12,000円が支払われます。
※参考:横浜市投票管理者・投票立会人 推薦要領
https://www.city.yokohama.lg.jp/izumi/kurashi/kyodo_manabi/kyodo_shien/jichikai/shoshikidownlord.files/03_suisenyoryo.pdf
3.投票事務従事者には、今回の衆議院選挙では、横浜市の場合、前日作業2時間分で2,500円、当日作業の15時間拘束に対して18,600円でした。(時給換算では最低時給より少し多いくらいでしょうか)
これが安いのか高いのかは各自の判断になります。
また、こうした金額を知ったうえ、各町内会にこうした役割を果たす人の選任の依頼が来ますので、やってみたいという方は、ぜひお住まいの町内会や自治会にお問い合わせされていただくのが良いかと思います。
いつも人探しに苦労しています。
とにかく拘束時間が長いのだけが大変なのかなと。お仕事そのものは誰にでもできるような内容ではないかと思いますよ。
ぜひ、お声がかかりましたらご参考にされて、お手伝いをしてくださいね!