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学校は、今日もしくは明日あたりから夏休みになりますね。

さて、夏休みの宿題と言えば、どんな思い出がありますか?

私たちの年代では、一般的に「絵日記」や「自由工作」「自由研究」「読書感想文」などが思い浮かびます。

毎年、ギリギリまで出来上がらずに8月のお盆休みを過ぎたころからラストスパートするのが高齢でしたと言う方も多いのではないでしょうか。



さて、では今の子どもたちはどんな宿題が出ているのでしょうか。



最近の子どもたちも、今の子どもたちも、私が接している限りにおいては、「やっぱり子どもって変わらないなー」と思う部分が多い反面、親の意向で習い事が多く、とても忙しくなりすぎて心配になる子どもが多い気がします。

とはいえ、弊社でも子ども向けに「ロボット教室」を開講しており、忙しさに拍車をかける一翼を担っているとも言えなくありません。

ただ、よく子どもたちが口にするのが

「ここのロボット教室だけはやめたくない!」

という言葉。

この言葉に、何度救われた気持ちになったことがあっただろうか。



それでも、楽しいロボット教室を、辞めなくてはならない子供たちが出てくることに、最近は大いに心を痛めています。

「英会話教室」「ピアノ教室」「スイミングスクール」などを掛け持ちで行かされている現代の子どもたち。

せめてロボット教室に来ている間くらいは、楽しい時間にしてあげたいと思いつつ、見守っています。



親である大人たちには、あまり過度の期待を子どもにしないでいた方が良いというのが子育てをした先輩としてのアドバイスです。

子どもは、親のそうした願いを少なからずプレッシャーとして感じています。

先ほど挙げた習い事を、全てこなすことができたとして、どんな大人になるのでしょう。

もしかしたら、器用貧乏な子どもたちが出来上がってしまうのではないか。

そんな危惧さえしてしまいかねない、子どもたちの本音。



その習い事、もう一度「親がやらせたい」のか「子ども自身がやりたい」のかを考えていただきたいのです。



なぜそんなことをと思うかもしれませんが、たまたまこんな記事を読んだからなのです。

世界で10隻しかない有人潜水船「しんかい6500」の寿命は約5年 現状は後継船を作れない深刻事情

実は、日本の技術力は年々落ちているのです。

日本がこれほど豊かになったにもかかわらず。

いや、豊かになったから、とも言えます。

供給側から、消費側に回ってしまったのが原因でしょう。



今は、モノづくりニッポンの復活のために、小学生に「モノづくり」の楽しさを少しでも教えることができるようにしたいと考えています。