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スタッフと雑談混じりに聞かれたので、なんとなく自分の考えをお伝えしてみようと思います。

「フォント」のお話しです。



そもそも、スタッフが生徒様にお配りする資料や簡単なテキストを作る際に、どんな「フォント」を使うのがふさわしいのかという質問からでした。

私自身はいつも使うフォントをある程度決めています。

そして、それはパソコン教室の共通テキストに使用されているフォントなので、それに倣うのが生徒様も違和感がないと思います。



一般的に、日本語フォントは「明朝体」「ゴシック体」「丸ゴシック体」「メイリオ」「行書体」「教科書体」などを使われることが多いです。

それぞれにイメージがあるので、好きとか嫌いとかで使い分けている方もいらっしゃると思いますが、私は、それぞれ使い分けるシチュエーションが異なると思って使い分けています。

生徒用に使われる共通テキストでは、「丸ゴシック」(厳密には「HG丸ゴシックM-PRO」)を使用されていました。

なので、今回のように生徒様にお配りするのが目的の場合には、それに倣うのが違和感がありません。

私が「明朝体」を使うのは、何かを説明や説得するような文章、口語よりも少し硬い文章を作る時です。

「ゴシック体」は、箇条書きで何かの情報を簡潔に抜き出して示す場合や、少し強調して目立つようにするときに使用します。

最近では、ゴシック体よりもメイリオを使う頻度が高くなっているかもしれませんが、誰かにそのままの原稿でお渡しする時には、メイリオがインストールされていないことも考えて、ゴシック体を敢えて使うこともあります。

行書体や教科書体は、デザイン的に使いたい時に。



まとめますと、

明朝体は、説明文のような少し長めの文章を読ませるときに、説得や納得をイメージして。

ゴシック体は、強調したり簡潔にまとめて並べるようなときに

丸ゴシック体は、少し柔らかく語りかけるような文章に(簡単なテキストのような場合)

その他のフォントは、デザイン的に。



いかがでしたか?

皆さんもフォントを意識して、新聞の折り込み広告や街の看板、ポスターなどを眺めてみると感じ方やヒントが湧いてくるかもしれませんよ。