年賀状を終わりにする方が増えています。
その流れに乗るというのも一つの選択肢だと思いますが、もう一度胸に手を置いて考えてみましょう。
年賀状を終わりにする理由は何でしょう?
お相手のため?
ご自分が大変だから?
面倒だから?
私は、最近知り合った方には年賀状をお出ししていません。
LINEやSNSで十分だと思うからです。
でも、年賀状でしか近況をお知らせしていない旧友とは、年に一度の年賀状のやり取りが無くなると、なぜだかとても寂しい気持ちになるような気がするのです。
これが無くなると、全くそのご縁が切れてしまうような。。。
そもそも、私は父のときも母の時も、喪中はがきすら出していません。(笑)
きっと、私の友人知人は私の両親がすでに亡くなっているのをご存じないかもしれません。
でも、良いのです。
だって、年賀状をやり取りしている友人知人には私の両親の存在など大した問題ではないのだから。
そもそも年賀状のやり取りの文化そのものも、江戸時代にはない風習だし、喪中はがきを出さなければならないなんて、最初にそれを始めた人が決めただけのこと。
そうやって文化は作られていくものなんですよ。きっと。
年賀状の先に、友人や知人の顔が浮かび、懐かしい思いを馳せながら年に一度の便りを出すって素敵じゃないですか?
別に若い方に強要するつもりもないし、私たちの時代で終わったって良いんです。
私は、年賀状を出したいから出します。
ただそれだけ。
でも、年賀状をもらったらその年賀状の価値、少なくなる一方の貴重な文化。
下がるはずがないですよね。
今年、何十年ぶりかに高校時代の友人に再会したとき、友人から「年賀状を読むのを楽しみにしていたよ」って聞いた時に、やっぱり!!って思いました。
だから、何でもよいんです。
宛名に懐かしい名前があって、自分のことを忘れていないでいてくれたことが確認できて、それだけで。
そう思いませんか?
世の中には、相手から「年賀状は今年限りでやめます」と書かれた年賀状をいただいて、出してはいけないと思って悩んでいる方もいると聞きます。
中には、年賀状代が郵便代金の値上げで24円も上がったと気にする人もいらっしゃいます。
お相手が出すのをやめたからって、こちらが出しちゃいけないって決まりもないし、24円の値上がりだって、100枚書いても2400円ですよ。
別に面倒なら辞めたらよいですが、迷っているなら出しておいた方が良いですよ。
辞めた人が多い今こそ、あなたの年賀状の価値が上がります。チャンス!!